白い巨塔。
さっき入ったマンハッタンの公立図書館に少し似てる。
勝手な思い込みかもしれないけれど、レッドソックスやカブスが大リーグの人間臭さの側面の象徴とすれば、ヤンキースは権威とかエリートのにおいがする(球場の構えもそんな感じ)。実際に大金で選手をチームにいれたり、業界内で発言力があったりするわけだけど、それでも人気があるのは、そういうことも「強いヤンキース」というチームのキャラクターとして身にまとえてしまっているからだろう。そんなヤンキースの内側も是非見ておきたかった。
球場ツアーも、歴代名選手の銘板とか、優勝品とか、栄光の品々。でもそんなのを担うチームもあっていいだろう。
大盤振る舞いだったのは球場ベンチの解放。
プレス用、チャレンジ用、ブルペン用と電話が3台。
ま、それはともかく。
エンゼルスタジアムに「ロサンゼルスに生まれたけど、ずっとヤンキースのファンだよ」とのボードをかかげた少年がいた。どこでもヤンキースファンの声援は大きく、多少強引な印象。
それを選手たちも意識してるわけでもないだろうけど、確かに選手は特徴あって面白く、結果も出し、本当にファンに親しまれている。デビュー直後にホームラン王を取ってしまったジャッジ選手。一気に頭角を現したディディ・グレゴリウス。どこか悲壮なホームラン王スタントン。ガードナーにサンチェス。故障中の盗塁王エルズベリー。新旧エースのセベリーノとサバシア。もちろん田中将大。100マイル男のチャップマンなど。役者が本当に揃っている。応援も選手の名前が飛び交う。ジャッジ選手が今は大人気で大騒ぎで、さらにファンはグレゴリウスに”ディーディー!“と言うのを楽しんでいる。
さてさて、今日は最上階席。眺望はこんな感じ。
ボストンでもやってたスターウォーズ企画が、試合前から始まる。朝のニュースショーでも告知してた。
人形、無事ゲットできました。
今回、スターウォーズ一行もずいぶん増員。ウォーニングトラックを練り歩きました。
試合始まっても、相手チームのトムリン投手をトルーパー扱い。こういう冗談は楽しいです。
さて、サバシアとトムリンの投手戦に見えた序盤から一転、ヤンキースがホームラン3発で5点。球場もハイタッチのあらし。
ところが8回に一気に5点を追いつかれる。ヤンキースは1点取って突き放してチャップマンを投入するも、暴投連発でまた追いつかれた。さあ九回裏。先頭のスタントンが二塁打。なかなか進塁できず気をもますが、最後の最後はアンデュハーのサヨナラヒットで幕。
選手もファンも大興奮で幕を閉じました。
さてこれで10試合を観戦。残るはあと4つだけ。大陸を西へと移動して、シアトルで2試合、ロサンゼルスでドジャースの2試合を残すのみ。プホルスの3,000本安打は達成されてしまったけど、もうひと盛り上がりを!